行政書士霜田眞法務事務所 笑顔経営塾 第78回:ともかく笑ってみよう~健康と経営のために

第78回:ともかく笑ってみよう~健康と経営のために



目次

概要

第78回は「ともかく笑ってみよう~健康と経営のために」です。

塾長、学ぶ、笑みの3人の会話が展開する形でお伝えします。
塾長:笑顔経営塾の主宰者。「あなたの笑顔がみたい」がモットー。
笑み:塾長にいろいろな相談ごとを持ってくる。
学ぶ:塾長の補佐をしているが、勉強中。

第78回は「ともかく笑ってみよう~健康と経営のために」です。

笑顔経営塾ですから、第一回目にお話していただいでもいいぐらいですよ。

これまでは、第24回の「理想の上司」第48回「ハラスメント対策」第59回「明るい職場づくり」で、明るい職場が必要だというお話は出ていました。

中小企業の社長さんは、仕事に真剣に取り組む職場をつくろうとしている方もいらっしゃいますが、から周りしてしまって、対策の必要性も感じていると思います。

緊張感だけでは、疲れてしまいますからね。

そこのところもう少し詳しくお話していただけますか?

「ともかく笑ってみよう」とは

第69回「ともかくやってみよう」にあやかって、「笑い」に積極的になってもらいたいということです。おかしいことがあれば笑うのが人間は普通だと思いますが、おかしいことがあっても笑わないこともあります。しかし、「笑い」は、健康にも経営にも役立つので「ともかく笑ってみよう」という提案です。「笑顔」も大事ですが、積極的に大きな声で「笑う」ことも推奨します。

たしかに、作り笑顔も大事だといいますよね。

自然な笑いが一番かもしれませんが、きっかけを与えるのも有効ですね。

笑いが必要とされる理由

笑いが必要とされる理由は以下の点が挙げられます。
1.落語や漫才、ピエロなどが職業となっているように人は「笑い」を必要としている。
 人類の歴史が証明しています。「人を笑わせる」のが職業となっているということは、「人に笑わせてもらいたい」と思っているということです。
 高学歴の優良企業のサラリーマンより高収入の芸人も多いのでは。
2.ITやテレワークが原因で職場に「心の病」が生じている。
 ITが進み、職場の会話がメールに置き換わりました。どうしても会話のやりとりが殺伐とする感じがあります。またテレワークで孤独感が生じているケースも増加しています。調査によると、労働者の2人に1人は精神的な健康度が低く、うつ病や不安障害などの精神疾患のリスクが上昇しています。新型コロナの拡大以降は、ストレスや悩みが増加した人は6割に上ります。
3.メンタルケアにも限界がある。
 多くの企業がメンタルケアサービスを提供していて、ストレスチェックテストの実施や相談窓口の設置などして対策していますが、実際には従業員はデメリットを懸念し、正直に回答したり、利用したりすることに抵抗を感じている可能性が高いといいます。

メンタルの点はこれからの企業の大きな課題ですね。

自分の病気のことを職場ではあまりいいたくないでしょうから、対策がうまくいかないのもわからでもないですよね。

笑わない人の理由と原因                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

笑わない人の原因と理由は以下のようになります。
1.自分の感情を素直に出したくない気持ちが働く
 子供は1日に400回、大人は15回笑うといいます。
 大人になるといろいろな気持ちの制限が働いていると思います。
 まして、職場の中の自分の位置からも、目立ちたくないという気持ちなども働いている可能性があります。
2.面白いと感じない
 面白いと思わない理由はいろいろありますが、面白いと思っていないとなかなか笑ってくれません。感受性が低下していて、喜怒哀楽を感じにくい場合もあります。
3.笑わない性格、笑うのが苦手
 警戒心が強かったりすると心を開かないので笑えません。人見知りの性格だったり、笑いで失敗した経験から笑うのが苦手の人もいます。
4.クールで孤独
 クールを装う人もいますが、実際に孤独を好む人もいます。他人が笑っていると、その輪にはいりたくないという気持ちが強くなります。協調性が足りない人もいます。あえて、他人のギャクに「笑ってたまるか」と構える人もいます。

いろいろな理由がありますね。

くだらないギャグでも、人気タレントが言ったらファンは大笑いしてくれます。もちろんさだまさしや大泉洋は別格です。しかし、「落語研究会」などでは、客が「俺を笑わせてみろ」という表情でいますから、なかなか大変です。小三治ぐらいになると「枕」でちょっとぼやいても笑ってくれましたが。相手の気持ちの持ちようで変わりますね。

笑いの健康効果

笑いの健康効果は以下のようになります。10分間の笑いは30分間のエクササイズに相当するともいわれています。
以下サワイ健康推進課を参考にしています。
1.免疫力アップ、(病気予防、治癒、ガン抑制効果)
 笑いが発端で作られた善玉の神経ペプチドが、NK細胞を活性化します。NK細胞が、がん細胞やウイルスなどの病気のもとを次々と攻撃するので、免疫力が高ります。
2.脳の働きが活性化
 脳の海馬は、笑うと活性化されて、記憶力がアップします。また、アルファ波が増えて脳がリラックスするほか、大脳新皮質に流れる血液量が増加するため、脳の働きが活発になります。笑いは、右脳を刺激し、ストレス反応を抑制します。
3.血行促進
 有酸素運動と同じですから、血行促進の効果があります。
4.自律神経のバランスが整いリラックス
 自律神経には、体を緊張モードにする交感神経とリラックスモードにする副交感神経があり、バランスが崩れると体調不良となります。笑うと交感神経が促進し、その後急激に低下することにより、リラックス効果をもたらします。そのときに交感神経とのスイッチが頻繁に切り替わることになり、自律神経のバランスが整います。
5.脳内ホルモンで幸福感と鎮痛作用
 笑うと脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌されます。この物質は幸福感をもたらすほか、モルヒネの数倍の鎮静作用で痛みを軽減します。
6.精神的な健康効果
 自分が話したことを笑ってくれると、自信につながります。自分も笑い、相手も笑う状況を余裕を持って感じることもできます。自分で自分の感情をコントロールしている感覚も生まれます。信頼感、共感、自己肯定感につながります。

笑いの効果はとても大きいですね。だから「お笑い産業」が隆盛しているのかもしれませんね。

精神的によさそうなのはわかりますが、リアルにカラダにいいんですね。

笑いの経営効果

笑いの経営効果は以下のようになります。
1.人は面白い話は頭にはいってくる
 社長や上司が伝えたいことを熱心に話すのは当然です。しかし聞きたくない人もいるかもしれません。しかし、ユーモアも交えて面白い話をしたらどうでしょうか?社長や上司の話を聞いてくれて、共感してくれるのではないでしょうか?
2.緊張緩和
 笑いは緊張を緩和します。緊張を緩和したほうがいいアイデアが浮かぶことがあります。対立する話し合いにも効果的です。
3.コミュニケーションの活発化
 コミュニケーションというのは、土俵づくりが肝心です。そのためにも、笑いで緊張を緩和することが効果的です。
4.伝染して職場全体が明るくなる
 人の脳にはミラーニューロンがあります。他の人の行動を見て、鏡のような反応をする神経細胞のことです。笑顔が笑顔を呼ぶ原点はこの神経細胞からきています。笑顔は認知症患者にも効果があるそうです。回り回って、笑顔の本人も幸福感が得られます。
5.笑顔の伝える力が強い
 言葉だけでなく、顔の表情が笑顔だと、優しさや聞いてもらいたいという気持ちも伝わります。
6.困難を乗り越える力がある
 笑いは人に備わった能力ですが、困難を乗り越える力があります。経営の苦境を乗り越えるときに効果的です。
7.忘れる効果がある
 笑っている間は無になるため、笑ったあとに忘れる効果があります。失敗をひきずらない効果があります。阪神淡路大震災でも東日本大震災でも、笑いの効果が立証されています。

職場でもとても有効そうですね。

とにかく明るい人が一人いると、職場の雰囲気が明るくなりますよね。

「ともかく笑ってみよう」のためにできること

「ともかく笑ってみよう」の実践のためにできることは以下のとおりです。
1.笑いを肯定する宣言をする
 会社や職場の方針として、笑いを肯定します。
2.笑うきっかけをつくる
 意図的すぎると警戒されますが、キッカケは必要です。重要な会議でも、ちょっとした雑談は重要です。キッカケがあれば、「笑ってもいい」という安心感が生まれます。社長自らがジョークを飛ばすのも効果的です。
3.真っ先に笑う
 自分が発信したきっかけでも、真っ先に笑うことも効果的です。最初は作り笑顔でも、笑顔の気持ちが伝わるとだんだんと自然の笑いになります。
4.共感して笑う
 相手から笑うきっかけが振られたら共感して笑いましょう。
5.ズレを楽しむ(カツラではない)
 人は、自分の予想と違う結果になると、ズレが生じて頭が混乱してしまうために、笑いで、頭の中を整理しようとします。失敗して笑う人をみたことはありませんか?要は笑い飛ばす感じですね。逆にわざとズレを作って人を笑わせるのが芸人です。職場でもズレを作って楽しむことが、アイデアだしなどの場面では有効かもしれません。常識からずれたアイデアを出して「そんなアイデアは無理だろう」と笑われても、それがきっかけでいいアイデアが浮かぶかもしれません。
6.笑いのパターンを持つ 以下はお笑いのパターンです。
 (1)視点を変える
 (2)誇張する
 (3)何かに例える
 (4)自虐ネタ
 (5)のりつっこみ

ズレの話は笑いのメカニズムですね。

雑談も意味がありそうですね。

笑いで気をつけること

ただ、笑いを実践するためには、注意する点があります。
1.バカにしたり差別したりしない、下ネタも
 昔の漫才師「獅子てんや瀬戸わんや」の背の高さや頭髪の状態を指摘するネタはもう放送禁止かもしれません。笑いをつくるうえでは、バカにしたり、下ネタは作りやすいのですが、禁じ手です。
2.ミスを笑いながら注意しない
 注意する側としては、ユーモアや優しさのつもりでも、相手は不快に感じます。
3.意味のない笑いはしない
 意味のない笑いは、相手が不快に感じます。
4.場を作って、笑いが許される場を多くする
 笑いが許されない場もあります。先に場や雰囲気づくりをしましょう。

なるほど、失敗しそうなパターンですね。

時代とともにコンプライアンスも変わりますからね。

中小企業と「ともかく笑ってみよう」

大企業と比較して、中小企業は、少ない人数で運営します。会社の雰囲気も社長や経営者が左右しやすいです。笑いはコストパフォーマンスもいいです。緊張緩和、コミュニケーション活発化、困難を乗り越えるなどさまざまな笑いの効果を活かさない手はありません。良質な笑いを文化として採り入れることをおすすめします。

たしかにコスパよさそうですし、その会社の武器になるかもしれませんね。

逆に大企業よりやりやすいかもしれませんね。

笑顔経営塾では、楽しい雰囲気の会社は業績も向上すると考えています。「ともかく笑ってみよう」というのは、そういう会社を作る施策のご提案です。楽しい雰囲気は、笑いの力で、個人から職場へ、職場から会社へ、会社からお客様や取引先へ伝播します。笑いや笑顔は、会社の理念や方針を言葉で伝えるだけでなく、表情を含めて、働く人全体が伝えていく力があります。

笑いは笑顔経営塾の源泉ですね。

SNSの時代だからこそ必要かもしれませんね。

まとめ

「ともかく笑ってみよう」は、笑いを率先し、明るい会社を作るご提案です。笑いには、免疫力向上などの体の面と、幸福感・ストレス緩和などの精神の面での健康効果があります。経営面でも、伝える力や困難を乗り越える力があります。笑いは、個人から職場へ、職場から会社へ、会社からお客様や取引先へ伝播します。笑いで社員の健康を作り、業績も向上させましょう。

今日も難しい課題でしたが、「ともかく笑ってみようの実践サポート」「明るい会社づくり」などでお手伝いさせていただくのが、笑顔の経営には一番大事かもしれませんね。

これから取り上げる内容も含めて、皆さんからご意見ご要望をいただければありがたいですね。次回も楽しみにしています。

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(了)