行政書士霜田眞法務事務所 笑顔経営塾 第15回:誰かのためにしていますか?~協力行動とパーパス経営

第15回:誰かのためにしていますか?~協力行動とパーパス経営



概要

第15回は「誰かのためにしていますか」です。

塾長、学ぶ、笑みの3人の会話が展開する形でお伝えします。
塾長:笑顔経営塾の主宰者。「あなたの笑顔がみたい」がモットー。
笑み:塾長にいろいろな相談ごとを持ってくる。
学ぶ:塾長の補佐をしているが、勉強中。

第15回は誰かのためにしていますかです。

誰か他人のためになることをしているかというと、ボランティアのようなことですか?

まさか、「情けは人のためならず」という、結局は自分のためになるよというオチのような気配が・・

ワールドカップやオリンピックのインタビューをみると、国のため、チームのため、サポーターのため、お世話になった人に感謝、という発言が多くなっっていて、最近はその傾向が顕著になっています。

スポーツの世界では、苦しいときに自分を励ますことが必要ですから、他人のためというのが、大きいのかもしれませんね、

特に国のための戦いは激しくなりますね。

誰かのためにすることお勧めしたいのは、企業経営の中でこそ重要だと考えているからです。社員一人一人がもってもらいた意識であり、とってもらいたい行動です。

昔は、電話がなったら、新人が誰よりの早く一番にとるんだなんて教育しました。すきま行動という言い方もありましたね。でも、コロナで在宅だしなあ・・

そこのところもう少し詳しく教えていただけますか?

協力行動

協力行動という言い方があります。「他者または社会的利益のための行動」と定義できます。誰かがやってくれると助かるのに、みんな自分の仕事とは思ってないような仕事が多いと、組織がうまくいかない理由になります。それを、積極的に行うのが「協力行動」です。組織の中では、とても大切な行動です。

誰もやらない仕事ということは、わからなくてやらない場合と、わかっていても何か理由があってやらない場合があるのかもしれません。

賞与や給与につながるのは、個人の評価ですし、在宅の時代には余計難しいでしょうね。

今、みなさんが気づいたように、協力行動はそれをさせない阻害要因があるから、問題になるわけです。その阻害要因をとる必要があります。具体的には、以下の3点です、
1.組織としての応援
 例えば、してほしい協力行動を明白にする、成績評価に加える、上司が勧める
2.内側からの動機付け
 例えば、協力行動を見逃さず認知して褒める、関係性欲求に答える感覚
3.信頼関係を作る
 例えば、相手が応援してくれると信頼するから頼むし、出来るという能力を信頼するから頼めるので、信頼関係を表面化する。

協力行動を促すためには、いろいろと手段があるんですねえ。そういわれてみると、できそうな気もしてきました。兄弟ゲンカしたあとに、自分から関係修復する子はほめてあげたいですよね。

コロナ禍でも、組織の壁をとっぱらうような協力行動を促進したいですね。

パーパス経営

企業経営では、パーパス経営という言葉が流行しています。社会においてどのような存在意義を出してどのような貢献をするのかを「パーパス」として掲げて経営します。これは、会社が自社の利益のためだけに存在するのではなく、社会に貢献するために存在し、行動するという考え方です。

ナイキで有名になった言葉ですね。

国連のSDGs採択を契機に、世界では「パーパス」を掲げる企業が急増し、世界的な大企業の多くが、「パーパス」を明確にして成長を続けてるそうです。

経営方針では、従来のミッション、バリュー、ビジョンは主に従業員や株主、取引先といった、その企業に直接的に関わる人や組織を対象としましたが、「パーパス」では、消費者、ひいては社会などへの貢献を掲げることが多いです。「誰かのために」の「誰か」がより大きい存在になっています。大きな目標は、企業の大きな力になりますね。

パーパスを徹底することで、会社が変革するわけですね。

社会に貢献するほうが、行動する社員の励みになりますね。

心理学的にみてもお勧め

心理学的にも協力行動はお勧めです。
1.マズローの欲求階層説
人の欲求には下から、生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、自尊欲求、事故実現欲求とあり、協力行動は社会的欲求を満たすものと考えられます。
2.アルダファーのERG理論
人の欲求には下から、生存欲求、関係欲求、成長欲求とあり、協力行動は関係欲求を満たすものと考えられます。
3.アドラーの共同体感覚
アドラーは、「他者に対する貢献」による「共同体感覚」こそが、幸福になる唯一の道であるとしています。

アドラーさんお墨付きですね。人間の行動原理に適している行動というわけですね。誰かのためというほうが自分のためより幸福感を感じる気がしますねえ。

確かに、結局は誰かのためにする行動は自分の幸福になるというわけですね。

黒字続きで有名は伊那食品工業では、「社員の幸せのため」の会社づくりで「ファミリーとしての意識をもち、公私にわたって常に助け合おう」というテーマがあるそうです。

幸せがキーワードかもしれませんね。

そういうこと広く認知していただいたうえで、協力行動を促すのがよさそうですね。

まとめ

誰かのためにする協力行動は、うまくいってない組織の中で潤滑油のように機能し、変化を与えます。協力行動を阻害する要因を取り除いて、協力行動を促すためには、1.組織としての応援、2.内側からの動機付け、3.信頼関係構築が鍵になります。パーパス経営の観点からは、社会への貢献という大きな目標が、企業の力になります。心理学的にも協力行動はお勧めで、幸福感につながります。

今日も難しい課題でしたが、「協力行動の促進」「パーパス経営の構築」などでお手伝いさせていただくのが一番大事かもしれませんね。

これから取り上げる内容も含めて、皆さんからご意見ご要望をいただければありがたいですね。次回も楽しみにしています。

まずはお問い合わせください

今回は、「誰かのためにしていますか」について、ご理解いただけたと思います。

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(了)