行政書士霜田眞法務事務所 笑顔経営塾 第92回:良い戦略を作ろう~成長のために

第92回:良い戦略を作ろう~成長のために



目次

概要

第92回は「良い戦略を作ろう~成長のために」です。

塾長、学ぶ、笑みの3人の会話が展開する形でお伝えします。
塾長:笑顔経営塾の主宰者。「あなたの笑顔がみたい」がモットー。
笑み:塾長にいろいろな相談ごとを持ってくる。
学ぶ:塾長の補佐をしているが、勉強中。

第92回は「良い戦略を作ろう~成長のために」です。

経営といえば戦略ですね。

戦略はあってもうまくいかないケースもありますね。

企業には戦略が必要だということはわかっているのですが、作っても成果にむずびつかなかったり、なかなか思うようにいっていないですね。

成果を伴わない戦略に問題があるわけですね。

そこのところもう少し詳しくお話していただけますか?

戦略と戦術

ビジネスにおける戦略とは、企業が目指す方向性や考え方をまとめたものであり、理想の企業となるためのシナリオでもあります。中長期的な計画として策定されることが多いです。一方で、戦術は戦略を実現させるアクションプランです。例えば、売上向上のために日々取り組む施策や、顧客を増やすためのマーケティングなどになります。
この違いがわかっていないと、戦略と戦術のどちらか一方だけを作ってしまい、成果に結びつかないことになります。

なるほど、戦略だと思って作ったら戦術にすぎなかったということですね。

戦略と戦術の勘違いは多いですね。

悪い戦略とは

よくある戦略のなかで悪い戦略といえるものは以下のようになります。
1.「世界一になる」などの目標が企業にフィットしていないため、実感を伴わない。
2.企業が抱えている重大な課題から目を背けている。
3.目標が戦略だと思っている。
4.掲げている事業取り組みや目標自体が、その企業の現実の最優先事項にあっていない。
5.具体的な戦術やブレークダウンした戦略・目標数値が伴わない。
6.企業名を伏せると、どこの会社の戦略か全くわからなくなる。
7.「全力投球」「あきらめない」「企業への忠誠」「奉仕」など精神論で終始する。

ブラック企業は別として、通常は一見するとどの企業の戦略もよくできていると思いますけどねえ。

企業名を伏せてみるのは面白いですね。

良い戦略とは

良い戦略は、悪い戦略の逆ですから、以下のとおりです。
良い戦略、悪い戦略 リチャード P.ルメルト (著)」がとても参考になります。
1.その企業にフィットしている。
2.その企業の経営資源からみて実現の可能性があり、道筋が見える。
3.その企業の「強み」に基盤がある。
4.顧客や競争相手に関する分析をもとにしている。
5.手が届きそうな理想の姿を描いている。
6.わかりやすく共感しやすい。
7.戦略と整合性のある具体的な戦術やブレークダウンした目標をもっている。

ルメルトの著書も有名ですね。

現実の強みに根ざしている高い目標・理想像ですね。

良い戦略の作り方                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

良い戦略の作り方は以下のとおりです。
1.分析をする
 自社の強みや競争相手の強み、さらに顧客の求めているものなど、について分析することが最初の作業です。この分析ができていないと、間違った方向に進む戦略を作ってしまいます。
2.方針を持つ
 分析結果から得られる課題に向けたしっかしりた方針を決めることが必要です。その方針を実現すれば、課題が解決して、企業が成長するというシナリオがわかるものが望ましいです。
3.行動に結びつける
 戦略を実現する戦術が必要です。ブレークダウンした数値目標も必要です。

ルメルトのカーネルを解釈したものですね。

わかりやすい三要素ですね。

戦略にはパターンがある

戦略は、古くは孫子から始まり、時代とともにいろいろな戦略論が流行してきました。戦略を作ろうと思って参考書を読むと、さまざまな書籍があってどうしたらいいのかわからないのが実感ですよね。それらをまとめると、大きくは、ポジショニングという流派とケイパビリティという流派になるようです。要は、製品や事業の市場における地位から戦略を考えるものと、自社の能力の足りない部分を強化する視点の戦略に分かれます。

このあたりから難しくなりますね。

要は、戦略を作ってもその視点の置き方が間違っている可能性もあるということですよね。

発展段階と戦略

企業のそれぞれの発展段階にふさわしい戦略があるといえます。自社の分析をしっかりしていないで戦略を作ってしまうと、その時点での本当の課題にフィットしないことになるということです。

そう考えると、発展段階に関する自己認識も間違えるといけませんよね。

自分が見えていないということですね。

中小企業と良い戦略

中小企業は人数も少なく組織も大きくありません。そのために、経営戦略が大きな要素を占めます。その企業にふさわしい経営戦略を作れるかどうかで、大きく結果に差が出る可能性があります。間違った方向性の戦略は、その会社にとってはとても残念です。

中小企業は、余計、成長段階を把握しないといけませんね。

強み分析もしないといけませんね。

笑顔経営塾では、楽しい雰囲気の会社は業績も向上すると考えています。良い戦略は、社員にもわかりやすく、共感しやすいものです。良い戦略を社員におしつけるのではなく、社員の共感で実現することが必要です。

押しつけはだめですね。

良い戦略は、共感が大切ですね。

まとめ

良い戦略とは、その企業の強みと競合や顧客の分析から得られる、理想像へのシナリオです。分析と方針と行動が三要素です。具体的な戦術と社員の共感で実現することが可能となります。誤った方向や空虚で実現性のない悪い戦略を捨て、その企業の発展段階にふさわしい良い戦略で成長を実現しましょう。

今日も難しい課題でしたが、「良い戦略を作る研修」「良い戦略づくりから実現への体制づくり」などでお手伝いさせていただくのが、笑顔の経営には一番大事かもしれませんね。

これから取り上げる内容も含めて、皆さんからご意見ご要望をいただければありがたいですね。次回も楽しみにしています。

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今回のお話はいかがでしたでしょうか?

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(了)