目次
概要
第93回は「起業時を振り返ろう~新しい未来のために」です。
塾長、学ぶ、笑みの3人の会話が展開する形でお伝えします。
塾長:笑顔経営塾の主宰者。「あなたの笑顔がみたい」がモットー。
笑み:塾長にいろいろな相談ごとを持ってくる。
学ぶ:塾長の補佐をしているが、勉強中。
第93回は「起業時を振り返ろう~新しい未来のために」です。
どこでも起業はしてますから、いろいろな思いがあったんでしょうね。
長い間に忘れてることもあるでしょうね。
創業したときの貴重な思いが伝わっていないケースが多いかもしれませんね。
日々の業務に忙殺されてしまうんですね。
そこのところもう少し詳しくお話していただけますか?
起業時を振り返るとは
そもそもビジネスは、何かを始めようと思って起業をしているはずです。そのときには、「自分たちの良い製品をお客様に届けたい」「自分たちのサービスをお客様に提供して喜んでもらいたい」「自分の作る料理を味わってもらいたい」などの思いがあったと思います。それをしっかりと思い起こすことは、原点に立ち返ることです。そこには、起業への思いや自分たちのコアとなる技術、特徴、優れている点などがつまっています。採算計画もあったはずです。それを思い起こすことです。
なるほど、原点はみなさん必ずあるはずですからね。
企業の状況が悪いときは、なおさら思い起こすことが必要ですね。
起業時を振り返る必要性
昔は売れたのに今はどうして売れないんだろうと悩む経営者の方がいます。環境の変化のせいにしていては、何も始まりません。過去の振り返りが大切です。そのためにも、起業時を振り返る必要性があります。以下のとおりです。
1.起業には、原点がつまっていることに気づかない。
2.起業時のことが大切な原点なのに忘れてしまう。
3.起業時のことを知らない社員もいる。
4.起業時のことは古いので、現在には合わないから必要がないと思ってしまう。
5.現在起きていることに振り回され、振り返る時間がない。
6.起業時と現在を比較することがない。
たしかに今起きていることに対処するほうが必要に思えていまいますね。
振り返る余裕はなかなか無いよね。
起業時を振り返るメリット
長い歴史を持つ企業の中には、「中興の祖」と呼ばれる人がいます。原点に立ち返り、そのあとに役立つ中興をするいわば再起業の元となる人です。再起業のために、起業時を振り返るメリットをまとめると以下のとおりです。
1.起業時には思いがつまっているので、思い起こすことは重要である。
2.起業の理由の中に、その起業の「強み」が含まれている。
3.その起業の原点となる「顧客」が誰かがわかる。
4.現在と比較することで、環境の変化を再認識できる。
5.本質的なものに気づかされる。
現在との比較もいいですね。
原点回帰は本質に戻るというメリットがありますね。
起業時ではなく最盛期を振り返る
起業時からは別に最盛期を持っている起業は、最盛期の振り返りも重要です。
最盛期には、なぜ最盛期だったのかの理由があり、そこから現在に至る変化があります。その理由が変化がわかれば、未来の戦略が見えてきます。
最盛期に至る理由と最盛期から衰退した理由の分析ですね。
環境の変化をいいわけにしてしまうといけないですね。
振り返って戦略を作るやり方
起業時や最盛期を振り返って戦略を作るやり方は以下のとおりです。
1.創業者の話を聞くなどして、起業時の思いや強みを振り返り分析する。
2.最盛期の強みを振り返り分析する。
3.起業時や最盛期と比較して、現状を分析する。
4.環境の変化を分析する。
5.起業時の思いや、分析から特定した強みをもとに、環境の変化に適合させた形で再設定する。
6.新しい目標をつくる。
やはり分析と対策をしっかりするわけですね。
環境の変化への対応ですね。
新しい未来のために
企業の持つ本質的な強みをしっかりと把握することが大切です。この強みをどう活かすのかで、未来が決まってきます。また、現状を分析することで、この強みをどう活かせばいいのかも見えてきます。そのためには、起業時や最盛期を振り返り、現状を分析して、新しい未来のために、戦略を作りましょう。
未来のために過去を振り返るのは、合理的な気がします。
自分の過去から未来を描きなおすわけですね。
中小企業と起業時を振り返ること
中小企業には、起業の思いがつまっています。創業者の話にもヒントがあります。これを再認識することで、新たな気づきが生まれます。中小企業こそ、起業時や最盛期を振り返ることが効果的です。
思いの中に何ががあるわけですね。
強み分析と再構築ですね。
笑顔経営塾では、楽しい雰囲気の会社は業績も向上すると考えています。起業時や最盛期を振り返ることで、思いが伝わりやすくなります。思いが伝わると、社員のモチベーションもあがります。
思いを浸透させるわけですね。
ここでも共感が大切ですね。
まとめ
企業は業績が停滞することがあります。そのときには、創業者の話を聞くなどして、原点に立ち返り、起業への思いやコアとなる技術、特徴、優れている点などを思い起こすことが必要です。起業時や最盛期を振り返り、現状や環境の変化を分析して、自分たちの本質的な強みを再構築して、新しい未来のために、戦略を作りましょう。
今日も難しい課題でしたが、「起業時を振り返る研修」「起業時を振り返る戦略づくり」などでお手伝いさせていただくのが、笑顔の経営には一番大事かもしれませんね。
これから取り上げる内容も含めて、皆さんからご意見ご要望をいただければありがたいですね。次回も楽しみにしています。
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(了)